十二指腸の言い分
先日、スタッフの体を揉んでいる時、ビックリすることを教えてくれました。
内臓を上げようと施術していたら、阻止しようとする細胞ちゃんがいる。
ん?!誰?何で?
十二指腸君が、”無理、これ以上伸びない”
って言うの。
胃が、腸の中にめり込んでいるスタッフ。
私たちが知っている内臓の配置では、
胃の下に小腸がいて、その間を
くんにゃりつなげているのが十二指腸君。
体に入れた水を、吸収できるエネルギーに変える
大事な役目を担っている十二指腸君。
上から下につなげるのが、本来の位置。
ところが、内臓が下垂しているので、
胃の出口よりも、小腸の入り口の方が上になっている
そこで、形を変えたって言うの。
下から上なので、くんにゃり曲がっているところが
ヘアピンカーブになってつぶれちゃうから
太くて短くしたと。
ビックリしました。
いつから?と聞くとかれこれ40年と言うの。
彼女は45歳。子供のときから胃下垂なのだったの
すると、子供の時から胃薬を飲んでいたと。
子供の時からむくみがあり、冷え性だった彼女。
体に吸収できるエネルギーに変えるには、
十分な長さが必要なのかもしれません。
長さがたりないので、うまく機能できずに
残ってしまって、冷えむくみになるようです。
十二指腸君を説得すると、
少し伸びてくれて、ちょっと上がってくれました。
次のクライアントさんが、手術室の看護師だったので
いま細胞ちゃんから聞いたことを、伝えました。
すると、皆がよく知っている内臓の絵のような
配置の人って見たことがないて言うの。
十二指腸って、奥にあるからみえないなあ、って言うの。
ほとんどの人が内臓下垂。
皆さん、肋骨の下を揉んで、やわらかくして
内臓が下垂しないようにしましょうね。